ネロリの香り

IMG_1559レモンの花のつぼみは紫がかっています。

 

ネロリの精油はビターオレンジ(学名:Citrus aurantium)の花から水蒸気蒸留法で抽出されます。
シトラス系の爽やかさとフローラルの華やかさが感じられる、清楚で上品な優しく柔らかく包み込むような美しい香りです。

今でこそ、良い香りと思えるのですが、初めてネロリの香りを嗅いだ時からしばらくの間は、
まったく良い香りとは感じられず、その良さがちっとも分かりませんでした。

 

初めて嗅いだ時の印象は「オジサンが頭につけるポマード」のようなニオイ。
子どもの頃に父や周りのオジサンたちがつけていた整髪料の臭いなのです。
ポマードがどんな臭いだったかははっきりとは思い出せないのですが、ネロリの香りは私の嗅覚の記憶を刺激し、オジサンのポマードを思い出させていました。

スキンケアに勧められる精油なので、時々スキンローションなどで使ってみるのですが、
ふっと自分からオジサン臭が…。

…くさい~

 

そんなネロリが良いかもと思えるようになったのはラベンダーとベルガモットをブレンドしてみた時です。
ラベンダーとベルガモットはその頃一番のお気に入りの組み合わせで、ネロリのオジサン臭が抑えられてなんともほっとする良い香りになっていました。

でも、ネロリだけではやっぱり苦手。
嗅覚の記憶は強力です。

あるとき、ハーブの苗を買いに行ったときにレモンの木の鉢植えが売られていました。
レモンの実はまだついておらず、紫がかった小さな白い花がいくつか咲いていました。

レモンとビターオレンジの違いもあるかもしれないけど、生花の香りはなんとも言えない
クセになるような本当に素晴らしい香りでした。

何度もレモンの木の前を行ったり来たり、香りを嗅いではうっとりしていました。
多くの人を魅了するのがよくわかりました。
この時に私の嗅覚の記憶は書き換えられたのかオジサン臭には感じられなくなりました。
(レモンの木は迷ったあげく、結局買わずに帰ってきました。)

以前にグレープフルーツを種から育て、一輪だけ花が咲いたことがあり、それも良い香りだったけど、
レモンの花もやっぱりいい香り。

アロマテラピーの感覚的なことを深めるためにも精油だけではなく
実際の植物に触れてみるのは大切だなと改めて感じました。

 

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