ジャスミンのアンフルラージュ

 

繊細な花の香りを得るために古くから行われていたアンフルラージュ(冷浸法)。
精製した無臭の牛脂や豚脂、オリーブ油などを使い、芳香成分を吸着させる油脂吸着法のひとつです。
多くの人手と時間がかかるため、現在商業的にはほとんど行われていません。

2007年に公開された映画『パフュームある人殺しの物語』の中で、このアンフルラージュを行っているプロセスをとてもよく見ることができます。

 

アンフルラージュは常温で固形の油脂の上に花を並べて香りを移します。
何度も新しい花と取りかえて香りでいっぱいになった油脂をポマードといいます。
このポマードにエタノールを加えて香りを溶かし出し、その後にエタノールを除いて残った芳香成分をアブソリュートと呼びます。

現在では有揮発性有機溶剤抽出法で得られたものをアブソリュートと呼んでいます。

 

精油が抽出されるのはジャスミン・グランディフローラムとジャスミン・サンバックの2種類ですが、
ジャスミン・ポリアンサム(ハゴロモジャスミン)はお花屋さんでも鉢物として手軽に購入できます。
小さく繊細な花ながらその香りはさすがジャスミン。
インドでは「夜の女王」と呼ばれ、日が暮れてからより濃厚に香ってきます。

このハゴロモジャスミンの香りをアンフルラージュで無臭ココナッツオイルに移し、香り高いジャスミンクリームを作りました。

アンフルラージュはとても簡単な方法なのに、花の香りをしっかり閉じ込めることができます。


ジャスミンのアンフルラージュ

材料

  • ジャスミンの花(鉢物で)
  • 無臭ココナッツオイルまたは精製シアバター
  • ガラスシャーレやガラス製フタ付き容器

 

作り方

  1. ガラスシャーレやガラス製フタ付き容器の内側にココナッツオイルまたはシアバターを塗ります。
  2. その上に摘んだばかりのジャスミンの花を下向きにびっしり並べます。
  3. フタをして直射日光の当たらない場所に2~3日置いておきます。
  4. 花が痛んできたら、新しいものに取り替えます。
  5. 充分香りが移ったら、クリームケースに移して完成です。

 

今回はアンフルラージュ用のキットを使いましたが、ガラス製のフタ付き容器が手元にあれば十分にアンフルラージュができます。
また、大きさの違うガラスの器をかぶせて使うこともできます。

私は練香水として髪の毛に少しつけたり、ハンドクリームとして使ったりしています。
精油より柔らかで、甘く温かい芳醇な香りは心と身体を包み込んでくれるようです。

 

※気をつけていただきたいこと
アロマテラピーは医療ではありません。
当サイトに掲載されている内容は、一般書籍を参考にしたり、わたくし個人の経験によるもので、精油の効能効果、心身の不調改善が医学的に検証されたものではありません。事故やトラブルに関して当サイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任の範囲でお楽しみください。詳しい免責事項をご参照ください。

 

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