エッセンシャルオイルを気軽に楽しむ方法
先日、地下鉄に乗った時の事です。
どこからかほのかに良い香りがしてきました。
フレッシュで甘いオレンジスイートの香りです。
どなたかがつけていたのでしょうか。
その香りはすぐに感じなくなりましたが、
少し疲れていた私は一瞬で気分が軽くなるのがわかりました。
「今日はなんだか元気がでない」
「ちょっと気分が落ち込んでいる」
「気持ちが急いてしまい、ゆっくりできない」など、
身体は元気なのに気持ちがついてこないような時にぜひエッセンシャルオイルの香りを嗅いでみてください。
その時は自分が好きな香りを嗅ぐことが大切です。
「あ~、いい香り~」
「しあわせ~」
「ほっとするなぁ」
といった心地よい気分を味わうとともに、深い呼吸も促されるはずです。
アロマセラピーは香りを楽しむことが大切なので、あまり難しく考えずまずは使ってみてください。
一番気軽に楽しむ方法はティッシュペーパーを使った芳香浴です。
用意するものは好きな香りの精油(エッセンシャルオイル)1滴とティッシュペーパー1枚です。
ティッシュペーパーを4つ折りにして、さらに2つ折りにします。
好きな香りの精油1滴を折りたたんだティッシュペーパーに落とします。
精油をつけた部分が内側になるように折りたたみます。
(合計で8つ折りになります)
そして、鼻に近づけてゆっくり香りを吸い込みます。
何度か深呼吸しながら香りを楽しんでください。
このときお塩をふりかけるみたいにぱっ!ぱっ!と精油瓶を振らないでください。
精油の瓶の口についているドロッパーはゆっくりと傾けることで出てくる1滴が約0.05mlになるように作られています。
正確に1滴が落ちるのをゆっくり待ちます。
この「ゆっくり待つ」という時間も楽しみましょう。
それでも、なかなか落ちてこない時は瓶の向きを変えたり、
ドロッパーにたまった空気を爪楊枝などでつぶすと出やすくなります。
この「良い香りのティッシュペーパー」の使い道は
①勉強や仕事中に
デスクの上に置いておいたり、時々鼻に近づけて香りを嗅いだりします。
「やる気がでない」「眠気をとりたい」「気分転換したい」ときなどに
おすすめの精油はペパーミントやレモン、ローズマリー、ユーカリプタスなど。
すっきりした香りで作業もはかどります。
②下着の胸元に入れる
精油をつけた部分を内側にして折りたたみ、下着の胸元に入れます。
体温で香りが温まり、ほんのりと香ってきます。
自分にだけ香る自然の香水です。
おすすめはローズやネロリ、ラベンダー、イランイラン。
お好きな香りを選びましょう。
③マスクの内側にはさみ込む
風邪や花粉症で鼻やのどがつらい時に。または予防に。
ユーカリプタスやティートリーが楽にしてくれるでしょう。
④眠る時に枕元に置く
ラベンダー、オレンジスイート、ベルガモットをごく薄く香らせます。
香りが強すぎると逆効果です。
⑤掃除機に吸い込ませる
お掃除中の排気をさわやかにしてくれます。
ペパーミント、ティートリー、レモンなどがおすすめです。
精油の効果が気になってしまいますが、まずは自分の好きな香りを使ってみることから始めてみましょう。
アロマセラピーの本質は精油(エッセンシャルオイル)の香りで嗅覚を刺激し、心身のバランスを整えることにあります。
香りで刺激された嗅覚は本能を司る大脳辺縁系という脳の部分へ直接働きかけます。
私たちの感情を支配したり、ホルモンを調節する自律神経の中枢である視床下部、下垂体にも届けられます。
香りは心の奥深くまで触れて、身体を心地よく整えてくれます。
アロマテラピーは医療ではありません。
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