ふれること。
ふれること。
優しくていねいにふれること。
動物の赤ちゃんは舐めることが、人間の赤ちゃんは母親に触れられることが、
命を維持していくうえでとても大切なことのひとつといわれています。
子どもたちは大切に触れられる経験を経て、自信や他者への信頼感を育むのだそうです。
最近では認知症の症状を改善するのにも大きな期待がよせられているようです。
不安やストレスを感じたとき、優しく背中を撫でてもらったり、肩に手を置いてもらうだけで、
ふっと楽になることがありますよね。
そんな時、言葉はいりません。
ただ触れられることで励ましや共感のメッセージを言葉がなくても感じることができるのです。
でも、大人になるとシンプルに触れる触れられる機会はぐっと少なくなってしまいます。
オイルトリートメントの良いところは温かい人の手で肌に直接触れることで、
心理的にも生理的にもリラックスし癒されることにあります。
肌への優しい刺激は心拍や血圧を下げてリラックスさせ、安心感と信頼感、
そして自分への肯定感に繋がるのだと思います。
皮膚は第三の脳ともいわれるように、触れることで神経系を刺激し、
内分泌系をスムーズにし、免疫系を強化し、身体と心を健康に保ってくれているのです。
最近の研究では触れるだけで「幸せホルモン」といわれるオキシトシンが出ることが確認されています。
意識的に誰かにトリートメントやマッサージをしてもらうことはただ気持ちがいいからというだけではなく、
自分自身をきちんとケアするためのとても効果的なツールであることに間違いはない思います。
お互いに信頼し、委ねて、心と身体の感受性に気づくとき、
エサレンやフェイシャルハーモニーをやっていて私は本当にラッキーだな~と思います。
ふれること。
優しくていねいにふれることをこれからも大切にしてゆきたいと思います。
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