エサレン研究所から戻りました。

12月5日から一週間、カリフォルニアのビッグサーというところにあるエサレン研究所に行ってきました。
6月から女神山で始まったエサレン®マッサージのプラクティショナー資格認定コースの最終パートでした。

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エサレンで滞在したあとサンフランシスコで2泊したのですが、
とっても寒くて帰る前日に風邪をひいてしまいました。
アメリカの風邪はしつこく長引いて治るのに最近までかかってしまったのと、エサレンでの思い出に浸りきってしまい、
なかなか動き出せないでいました。

日本に戻っても2〜3日は朝、目が覚めてもまだエサレンにいるつもりになっていて、
「今日も良いお天気かな〜、お散歩に行こうかな、それともお風呂に入ろうかな〜」なんて考えて夢うつつ状態。
たった一週間の滞在なのにとても長くそこに居たような感覚。
心と身体によほど深く沁みこんだのか、毎夜の夢でもエサレンでの日々。
本当に夢のように素晴らしく、忘れられない一週間を過ごしました。

エサレンでの毎日は午前と午後にそれぞれ3時間のトレーニングがあります。
それ以外は自由な時間です。

朝は早起きしてヨガやダンス、太極拳のムーブメントに参加、
広い敷地内を自由に歩き回っている猫たちに遊んでもらったり、
カラフルな野菜畑やハーブガーデンをお散歩。

寄せては返す波の音を聞きながらマッサージを受け、海に沈む夕日の神々しさに圧倒され、
夜はいくつもの流れ星が降る満天の星空を眺めながら温泉に浸かりました。

食事もとっても美味しくて毎回食べ過ぎ。
エサレンに来ているたくさんの他の国の人たちも、言葉は分からないけれどすれ違えば笑顔を向けてくれる。
とても安全で安心していられる空間とフレンドリーな人たちがいるだけで、心と身体はどんどんゆるんでいきました。

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なにより同じ想いを持つ仲間たちが側にいる心強さ。
みんな愉快で楽しくて個性豊か、そしてとても親切で優しい人たちばかり。
上手くできなかったりして落ち込む時もあったけれど、
このメンバーだったからこそトレーニング期間を楽しく乗り越えられました。
私にとってこの出会いは一生の宝物です。

私がトレーニングしてきたエサレン®マッサージはエサレン研究所で生まれた全身のオイルトリートメントです。
基本的な手技は一般的に知られているスウェディッシュマッサージがベースになっていますが、
特徴のひとつに波のリズムに例えられるロングストロークがあります。

エサレン研究所は海岸の切り立った崖の上にあり、波の音は止むことがありません。
とても静かにゆったりと、時にははっとするほど大きくなったり。
永遠と続く波の音…。

ストロークは足の先から腰へ、背中へ、頭へ、また背中から腕へ、脚へと
全身を途切れることなく波のリズムでつなげてゆきます。

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滞在中3人のプラクティショナーからセッションを受けました。
じっと手を当てたり、じんわりと伸ばしたり、ゆらゆら揺らしたり、時には大きく動かしたり、
それぞれ独自のやり方で行われますが、共通しているのはロングストロークです。
自分のからだの輪郭が強調されてゆき、からだが感じていることに気づいてゆきます。

私のお腹はこんな感じなんだなぁ…
私の首はこうなのかぁ…

からだからのメッセージを受け取ると呼吸がゆっくりとなりリラックスが深くなってゆきます。

まるで自分が海になって漂っているような感覚。
からだの中の水がプラクティショナーの手から伝わるぬくもりとエサレンの波の音を感じて、すべてにとけ込みつながっていく。
自分でも気づかなかったからだのこわばりがするするとほどけてとけていきました。

圧倒的な安心感と静かな幸福感に満たされました。
こころとからだは分けることのできないひとつのものということを実感しました。

自分自身と向き合い、からだとこころは何を感じているのかを一歩引いた外からながめてみるというのを
ドロシー先生から受けたゲシュタルト療法のワークで体験しました。

《プレゼンス(今ここに在ること)》《アウェアネス(気づき)》《コネクション(つながり)》は
エサレンマッサージでとても大切にしているものです。

まずは自分がなにを考え、なにを感じ、どんな存在なのかということを明らかにする。
そして自分自身を勇気づけることができると、今度は人と人の間でもとても良いコンタクトが取れるのでしょう。

それはセッションを行う時のタッチと呼吸に深みを与えてくれるのだと思います。
触れることによって受け手が自分の感覚に気づき、心とからだに向き合うことでバランスを取り戻し、
自分で自分を癒す力を高めることができるのがエサレンマッサージなのです。

すばらしい学びの年となった2014年も今日でおしまい。
これから30人の方へのセッションとレポート提出があります。
2015年は私の持っているものすべてを使ってセッションに向かいたいと思います。

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